雑用係兼理事長の日記

NPO法人スポーツ健康支援センターな日々


今日も駒込まで研修を受けに行きました。
最後に修了書を受け取って…
これでめでたく更新の単位到達となりました。
(やったあ!)


今回のセミナーのテーマは…
「認知に困難な状態の人々」と共に生きる
なぜ認知症と言わないのか…
きっと予備軍も含めてということと…
認知症以外でも認知が困難な病気はあるからかもしれません。


予備軍を含めると認知症は全国に700万人いると想定されます。
全国の小学生(1〜6年生)の数を上回るのです。
僕なんかは小学校の近くに住んでいるので例外ですが…
確率から言えばその日、小学生を3人見かけたなら…
認知症の人も3人以上見かけるはずなのです。


でも、たぶんそんなことはないのです。
まず、見分けがつかないということがあげられますが…
高齢者の散歩なのか徘徊なのかさえその線引きが難しいのです。


そして、何より徘徊をするような認知症の人は…
普通であれば施設に入所していると考えるのが妥当なのです。
つまり、地域で見かけることは皆無に等しいということになります。


健康運動指導士の立場からすれば…
認知症予防にも身体を動かすことは効果が期待できると言うべきですが…
確固たるエビデンスはありません。
アルツハイマーやレビーにおいて予防はあろか…
治ると言うことは今の医学では考えにくいのです。


だとすれば…医療モデルではなく…
生活モデルを確立していく方がきっと温かみがあると思います。
共に生きるということは…
地域で小学生を3人見かけたら徘徊している人も3人以上見かける…
小学生3人がどこの誰かわかるし…
徘徊しているじいさんばあさんもどこの誰かわかる…
そうして初めて地域でのセーフティネットが構築されていって…
それが共に生きるに繋がっていくのかもしれません。


認知症のリスクファクター(危険因子)は…
生活習慣病のそれと類似しています。
つまりは一般的に良い生活習慣を送れば予防できるかもしれないのです。
個人的にはここら辺がどうも嘘っぽくて疑わしいのです。
現在のリスクファクターを拾えば…
何年後にあなたが認知症になる確率は何%であると脅せることもできます。
生活習慣を改善させるために…


若年性は別として…
脳の萎縮は一種の老化だと僕は思うのです。
高齢者に対してあと何年後に認知症になるかもしれませんなど…
知らない方が幸せに生きられると思うし…


とは言え…膨大な医療費の事を考えると…
防げる手立てがあればそれに予算を投じた方が良いとも思うのですが…
長くなってしまったのでこの辺で…
おやすみなさい (-_-)zzz


● 完全休養日