雑用係兼理事長の日記

NPO法人スポーツ健康支援センターな日々


♪子どもたちが空に向かい両手を広げ…♪

久保田早紀…けっこう好きでした。


今年の目標ですが昨日一晩中悩んでも決まらず今朝起きて4分で決まりました。


レジ袋を使わない!


ということでさっそくマイバック(某所にあったものをお借りしています。)を持ち歩くことにしました。


ダイエットと全然違うじゃねえか!と思われるかもしれませんがそんなことはないのです。(うそです。そんなことあります。)

ダイエットは並行して一応目標としています。70㎏を切るように…。


まあ、僕らの歳になるといろいろあるわけで…男性にも更年期障害と呼べるものが存在すると言われているし…


「日本臨床スポーツ医学会誌」で紹介された「中高年女性の健康と運動」の中からご紹介します。

タイトル:更年期障害とスポーツ
雑 誌 :日本臨床スポーツ医学会誌 15巻1月号2007年 p168〜p170


 更年期とは、生殖期から非生殖期への移行期であり、閉経を境とした前後5年の45歳から55歳くらいまでの期間を指すのが一般的です。この時期には、多種多様の症状が出現することがありますが、裏付ける器質的疾患が存在せず、更年期障害と呼ばれています。


 具体的な症状としては、乳房の萎縮、ほてり、のぼせ、冷え、肩こり、憂鬱、吐き気など様々なものがあり、これらの症状は単独ではなく複数表れることでしかも症状は固定しておらず変化することが特徴です。


 更年期障害の治療には、ホルモン補充療法、精神神経症状に効果があると言われている漢方薬療法、不眠に対して睡眠薬を処方するなどの対症療法、そのほかにカウンセリングアロマテラピーなどがあり、そのうちの1つとして運動療法があげられています。


 更年期障害に対する運動の効果を調査した報告としては、次のようなものがあります。


 進藤らは、6人の被験者に、週3回、50%Vo2maxで60分間の自転車エルゴメーター運動を10週間行わせたところ、更年期障害の程度を表すKuppermann指数が減少し、めまい倦怠感、筋肉痛などの症状の改善が顕著でした。
 白土らは、更年期症状をもつ婦人を対象として目標心拍数125〜135bpmのエアロビクス30分レジスタンス運動、ウォーミングアップ、クールダウン合わせて合計120分間の運動を週3回12週間行わせました。その結果、8人中7人でSMI(簡略更年期指数)が下降し、顔のほてり発汗、睡眠障害などで有意に指数の低下が観察されました。
 Aielloらは、87人の肥満の閉経後夫人に中等度の運動を1年間にわたり行わせたところ運動群では、顔のほてりが悪化したが、記憶力の減退は少なかったという結果が示されています。

 
では、運動習慣をもつ婦人では、更年期障害が軽いのでしょうか?この点については現時点では効果が「ある」という報告と「無い」という報告があります。

 Hammarらは、スポーツクラブに通い積極的に運動を行っている群では顔のほてりが少ないと報告しています。一方、Sternfeldらは、48〜52歳の閉経周辺婦人で、身体活動が多い人と少ない人を比較したところ、更年期障害(血管運動神経症状、精神神経症状)の程度に差がなかったと述べています。これらの報告から考慮すると運動習慣をもつ婦人では、更年期障害が軽い傾向にあるとの可能性も考えられますが運動の種類や強度といった多くの因子が効果に影響を及ぼしているものと推察されることから簡単な判断は困難です。


 更年期障害に対する運動療法は、ホルモン補充療法などに比べ、即効性が無く効果も現在のところ不明確です。しかしながら、体力の増進、生活習慣病の予防および治療や日常生活におけるQOLの改善などのことを考えると、運動は更年期あるいはそれ以前から大いに進めていくべきものであると著者は述べています。


 更年期障害の治療および予防として運動療法を行うためには、有効で効率的な運動プログラムの開発をしていくことが重要となってきます。開発にあたってはメディカルチェックを充分に行い、強度が軽い運動の選択、集団で行うことができ継続可能である運動の選択、運動効果を数値化するなどして本人の励みとすることなどの点に考慮することが望ましいと考えられます。