雑用係兼理事長の日記

NPO法人スポーツ健康支援センターな日々


今日は短編の第3章ですが…

その前に…先日ちょっと嬉しいことがあったので…

それを先に書きます。


年末年始の休みに予てからの懸案事項だった息子たちのスマホの名義変更を終わらせました。
まずは、年末に長男とクルマでショップに向かったのです。

12月中旬くらいから僕のクルマの音楽はユーミンのリインカネーションなのですが…
何気に聴いていた長男が8曲目で黙ってリピートボタンを押したのです。
「ほう。」と思いました。

そして、年が明けてから今度は次男とやはりクルマでショップに向かったのですが…
何と次男も8曲目のイントロが流れ出すと「これ、何ていう曲だっけ?」と僕に聞くのです。

今は社会人になった二人であり、離れ離れに暮らしていますが…
幼かったころ子守唄がわりによくこの曲を歌っていました。
(寝れなかったろうけど…^_^;)

♪そっと呼んで 胸の奥で…

 ずっとそばにいるわ♪



ユーミンの曲の中でも最も好きな一曲ですが…
遠い海から来たCooのインパクトもかなりのものです。


第3章 糸電話の通話圏内

 彼女は大きなマスクをしていて顔はほとんど見えないが、年齢的には想像通り自分と同世代のような気がした。
 彼女が月だとしたら太陽との距離は3m程度であり、電車の音で直接話はできないかもしれないが、糸電話でも話せる圏内にいるのに何の確信を得ないまま終わってしまうことが切なくてしかたなったのだ。
 しかし、確信を得る手段が思い浮かばないまま電車は走り続け、太陽はとりあえず途切れないようにとメッセを送った。


太陽「今日は寒かったね。」
月 「風ひかないようにしないとね。」


 こんなやり取りでは何の進展もないのはわかりきっていた。
 太陽はそのうち自分はとんでもない妄想をしていて彼女は月ではなく、単なる偶然で月とのメッセのやり取りの動作が一致していただけかもしれないし、そう考えれば焦る必要もない。それに今のままで月とのメッセは何となく楽しいのだから彼女が月であるかどうかはこの際どうでもいいのではないかと思うようになってきた。


 電車が荒川沖を出るころ向かいの彼女がスマホに何か打ち込み、ほどなくして太陽に月からのメッセが届いた。
月 「もうすぐ終点、おやすみなさい。またね。」

 これで終わりにしていいのか?まったくの別人ならそれはそれで良いから白黒はっきりさせるために何とかならいかと太陽は自問していた。
そして自分でも驚くほど大胆な結論を出したのでる。


さすがに明日で終わります。

おやすみなさい。


● 霞ヶ浦さいくすーず打合せ