雑用係兼理事長の日記

NPO法人スポーツ健康支援センターな日々

時間よ止まれ

「私、そろそろ行かなくちゃ。」
加奈は小暮にそう伝えると小暮は…
「あっ、オレ、ランチ食べてくから…」と答えた。
「わかった。じゃあね。元気でね。」
彼女の放った元気でねという言葉は今生の別れのような気がした。


お互い家に帰ってから読むという約束を破って小暮はサイン帳を開くと…
今日は来てくれてありがとう。
本当に本当に大好きでした。
佐藤 加奈


小暮は深くため息をつくとランチを注文せずに帰ることにした。
店のドアを開けて表に出るとそこには残暑の街が広がっていた。


2022年8月
断捨離をしていた小暮は中庭にある物置の片隅で一冊のサイン帳を見つけた。
ホコリをはらって中庭に出るとあの日と同じ残暑の空が広がっていた。




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ってことで…おやすみなさい(-_-)zzz