雑用係兼理事長の日記

NPO法人スポーツ健康支援センターな日々


昨日の日曜日は土浦市保健センターで「健康まつり」がありました。
僕もマシンを使った筋トレのお手伝いを…するはずでした。


ショッカーと戦っていて(もちろんウソ)少し遅刻ぎみで…慌てて行ったら…

PTのNさんとS君がいて、参加者は誰もまだ来ていません。ほっとしてNさんに「何時からでしたっけ?」と聞くと…


「もう終わっちゃいました。」


だあ〜!時間間違えていた〜!

すいませんでした。まあ、いてもたいして役には立たなかったでしょうけど…

それよりも歩数のマイレージを来場者のみなさんに紹介してくれたみたいで…ありがとうございます。

さっそく今日、保健センターにあったチラシを持って申し込んでくれた方がいらっしゃいました。


それと土曜日には土浦幼稚園の運動会もあったようです。各地で行われた運動会ももうだいたい最後かもしれませんね。


何年か前に…ちょうどNPO法人を設立したころ…一度だけ障がいをもった子どもたちの学校の運動会のお手伝いをしたことがあります。

確か県南地区の学校が一堂に会して行われるものだったと記憶していますが、僕にとって生涯忘れることのできない…そして、あんなに楽しい運動会はこれからもないのではないかと思っています。


それは、最初の選手宣誓から始まりました。

まず、朝礼台の上に大会委員長が上ってアナウンスが流れます。


「選手宣誓、○○学校○年 ○○君」


「はい!」


とても元気のいい声とともに○○君が朝礼台に向かって走り出したのですが、朝礼台を通り越してトラックを走っていってしまいました。


慌てて先生がその子の後を追いかけて…残された大会委員長は口をあんぐりと開いたまま…だめだ、思い出しただけで笑ってしまう!


僕はフラウープの輪の中に3mくらい離れた場所からボールを投げて通すという競技の担当でした。健常者なら簡単な競技でしょうが…


これが、入らない。何度やっても入らない子がいるのです。そのうちにその子は悔しくて悔しくて泣き出してしまうのです。
そのうちに先生がその子に駆け寄って…


「○○ちゃん、練習のときにはできたもんね。」


と…その子を慰めるというよりは、みんなに聞こえるように大声で…そして、先生も泣き出すんですよ。

きっと先生もよほど悔しかったのでしょう。こっちまで悔しくなります。


徒競走では目の見えない子も車椅子の子も一緒に走りますので、かなりの差がつきます。障がいと言っても身体的なもの知的なものいろいろ…でも…


同じなのは…ゴールしたときの満面の笑みです。


あの子がフラウープの輪の中にボールを通したとき…その喜びはオリンピックで金メダルを取る喜びにも匹敵するのではないかと思います。


ご苦労されているご家族の方や先生にとって不適切な表現であるのは重々承知の上で敢えて言わせて頂きます。

あの運動会は本当に本当に楽しかった!ありがとうございました。


スポーツは健康のため…子どもたちの健全育成のため…地域活性化のため…そんな能書きをたれている自分に疲れたら、また、おじゃましてもいいでしょうか?


心をバリアフリーにして…