雑用係兼理事長の日記

NPO法人スポーツ健康支援センターな日々


地の果てまで走ってもこの2頭で決まりだ!
馬券買っといて。
そう言い残してKは旅立って行きました。
こんな風に書くと死んだように聞こえますが…
どこぞの海外に旅行に出かけただけです。


Kとは大学時代の悪友なのですが…
考えてみると自分の学部はクラス分けが50音順で…
頭文字Kは自分も含めて大半を占めていたので…
ここでは加藤(仮称)にしておきます。(どうせ実名だろ?)


1988年第8回ジャパンカップ…この年初めて凱旋門賞馬が参戦してきました。
その馬の名はトニービン…当時としては凄いことで…
野球で例えるなら…
大谷が土浦市民野球大会に出て来ちゃったようなものですよ。
ジャパンカップにそれほど権威があったのではなく…
要するにバブルに乗って社台がトニービンを買い取ったわけです。
種牡馬としてノーザンテースト時代の幕引きをしたと言っても良いかもしれません。


第8回ジャパンカップの出走馬は…
【1枠】
セーラムドライブ (米)
スズパレード   (日)
【2枠】
スカイチェイス  (豪)
ゴールドシチー  (日)
【3枠】
タマモクロス   (日)
トニービン    (伊)
【4枠】
マイビッグボーイ (米)
オグリキャップ  (日)
【5枠】
アワーズアフター (仏)
メジロデュレン  (日)
【6枠】
ボーンクラッシャー(豪)
ランニングフリー (日)
【7枠】
コンドル     (独)
シェイディハイツ (英)
【8枠】
ムーンマッドネス (英)
ペイザバトラー  (米)


加藤は枠順が決まる前に旅立っていったのですが…
彼が自信満々に選んだ2頭とは…
2枠のスカイチェイスと5枠のアワーズアフターでした。
当時は今のような馬連はなく…単勝複勝枠連の3種類だけす。


僕も当日は用事があったので…
前日に場外馬券場(今のウインズ)で頼まれた2頭が入った2−5を5000円と…
自分のオグリとランニングフリーの4−6…
そしてトニービンに敬意を表して単勝を1000円ずつ買いました。



結果は動画の通りで…
トニービンは強行日程と最後の直線で骨折していて5着でした。
さて…
動画で気づいたかもしれませんが…
実はこのレースで2頭が出走取消となっています。
16頭のはずが14頭で走っているのです。
で…出走取消となった2頭ですが…
加藤が地の果てまで走ってもこの2頭で決まりだ!と言っていた2頭なのです!
僕は彼の言葉を思い出して鳥肌が立ちました。
彼は勝ち馬ではなく、出走取消馬を2頭ともズバリ的中させたのです!
これは本物の天才です (T_T)


馬連ならもちろん払い戻し(返金)されるのですが…
枠連は同枠の馬が走っているので返金されません。
これはもう悲劇としか言いようがないのです。
なので単枠指定というのがあるのですが…
皇帝が経験したハズレ馬券の武勇伝の中でも間違いなくトップクラスの逸材です。


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