雑用係兼理事長の日記

NPO法人スポーツ健康支援センターな日々

埒の下に咲くたんぽぽ

今日で今年最後の園児の自転車教室が終わって…
ちょっとホッとしています。
ただ、来年は今年度分が2月と3月にあって…
来年度はいきなり4月からスタートなので…
2月からしばらく毎週園児の自転車教室があるというわけです。



と言うことで…
園児の自転車教室レポートを開始します。

依頼を受けたのは土浦市保育課からで…
「特色ある保育」という名目です。
たぶんそういった類の補助金が国から出ていてのことだと思います。
土浦市は「自転車のまち」だからねえ。(言ったもん勝ち。)


市内の全ての市立保育所で4回ずつ開催しました。
対象園児は「年長組」(ほぼ5歳児)…つまり、来年、小学生になる子たちです。

荒川沖保育所    17名
霞が岡保育所    11名
天川保育所     12名
神立保育所     12名
土浦幼稚園     12名

合計 64名

保育所4回ずつなので延256人の園児に自転車を教えたことになるのです。
もちろん各回お休みした園児はいましたが、間違いなく200人は超えています。


短期間でこれだけの園児に自転車を教えるなんて人類史上初の試みかもしれません。
そもそも自転車とか補助輪なしで乗れるようになるのは家でのことで…
小学生になればたぶん誰でも乗れるようになる気がします。
なので未就学児にシャカリキになって教える必要があるとは思えません。
それ故に今まで例がなかったということです。


土浦市が用意した自転車は補助輪付きが10台で…
どの保育所も10人以上なのでどう考えても同時に乗ることは不可能です。
園児の人数は把握しているだろうからせめてあと2台用意すべきだよなあ。
ただ、各回一人二人欠席があったので全員が乗れることもありました。


大事な大事な自転車教室の目的ですが…
土浦市の目的としては「自転車の街」として早い時期から自転車に慣れ親しむ程度だと思います。
最初に依頼を受けたときも「園児が自転車を使って楽しく身体を動かせればいいですよ。」と言われました。


自分もそのつもりで楽しく園児との時間を過ごせればいいかな?と…
でも、着地点があった方がやりやすいのも確かです。
そもそも園児に自転車の乗り方を教える場合…
技術的なことを重視するか交通安全的なことを重視するか迷います。
今回の場合、楽しくということであれば交通法規は度外視しても良いと思いました。
つまり、道路に出られるようになるまでのことを重視です!


園児の自転車教室が始まったのは6月からで…
雨の日のことも先に言われていて…
「雨の日は室内で遊ぶことは可能ですか?」と聞かれていました。
保育所にはもちろん体育館なんてありません。遊戯室という少し広めの教室が各保育所にあります。
5月に実際に園庭とその遊戯室を5つの保育所全て回って確認しました。
遊戯室では簡単なボール遊びができそうな感じでしたので一安心。


保育所を回ったときに一番確認したかったのは、5歳児ってどんなもんなもんなの?でした。
放課後子ども教室で小学1年生には関わっていますが、それ以下と言うと皆無に等しい。
園児との接し方や体力などまったくわかならい状態だったのです。


自転車教室は自分が一人で全部やるわけではなく…
保育園の先生がもちろん手伝ってくれます。
そのサポートがなければおそらくまったくまとまらなかったと思います。
園児との接し方はもう慣れるしかありませんが…
6月に小学一年生と放課後子ども教室で接する機会は多いので…
その半年前と思うとほぼ同じような接し方でイケると感じました。


園庭の広さはそれぞれの保育園で異なります。
遊戯室(広めの教室)でも一人ずつなら行えます。
実は今回、大きな発見をいくつかしたのですが…
園庭よりも室内の方が自転車は乗りやすいのです。
考えてみると当然のことで平でタイヤが滑らない方が良いわけですから…
園庭は土か芝生でどんなに整備されていても多少デコボコしているのは当然です。
それに加え、芝生は少しでも濡れているとタイヤの滑りは激しいのです。
それによって園児の力ではペダルを漕ぐことすらできない。
実際に園庭でいくらやっても前に進まなかった園児が、遊戯室ではスイスイ前に進んだのです。


もし、少人数に園児の自転車教室を行うなら最初の1回か2回は室内でやった方がよいかもしれません。
その代わり一人ずつなのであっという間に時間が過ぎて終了になりますが…
少人数なら何とか…


いよいよコンテンツに入ります。


ってことで…おやすみなさい(-。-)y-゜゜゜