よく観光地とかで温泉なんかであまり知られていない穴場とかって言うでしょ。
まあ、ガイドブックにこんな記事が載ったらその時点で穴場じゃなくなっちゃうけど…
この「穴場」の語源は競馬からきているという説があります。
今では競馬場やウインズに行けばどの窓口でも好きな馬券が買えるわけですがその昔…さすがに僕が競馬を始めたころよりはるか昔ですがひとつの窓口でひとつの馬券しか買えなかったのです。
例えば1番の単勝の窓口が決まっていてそれを買いたければその窓口に並ぶのです。
なので18頭立てなら単勝の窓口が18ヶ所あってそれぞれの番号の窓口に行列ができるわけなので当然人気の馬の馬券販売窓口は混雑しますが…
人気のない…つまり穴馬の窓口はガラガラというわけです。その窓口を「穴場」と呼んでいたんですよ。
うちの店も穴場といえば穴場だけど…ってそれじゃダメじゃん!!
今ではマークシートに記入して機械に挿入すれば自動的に馬券が出てくるわけですが、口頭で買える窓口もまだ残っています。
窓口のおばちゃんに「6−7千円」とかって言うのですが、以前僕の友人が大穴で大勝負しようとして窓口に行き口頭で「○−○5万円!」と気合を入れて言ったら後ろに並んでいたおっさんに肩を叩かれ…
「兄さん、悪いことは言わねえからそれはやめときな。」
と言われてそれまで一世一代の大勝負に出ようとしていた友人は窓口のおばちゃんに
「あっ、やっぱりもうちょっと考えてみます。」
ってあっさり言っちゃったもんね。
結局その大穴は来ることはなくそいつはその日負けていたけど勝った気分になってたっけ。
みんなバカで楽しかった〜。