昨日の続きです。
右の写真はいばらきSCネットワークの設立総会が始まる20分くらい前の会議室です。
柳沢先生の講演「総合型地域スポーツクラブの発展と課題」の内容は以下の通りで…
1.助け合いのしくみとしての総合型クラブ
2.総合型地域スポーツクラブへの期待
3.新しい助け合いを支えるボランティア行為
4.助け合い・ボランティア行為の基底
5.助け合いによる地域スポーツ環境の創造に向けて〜7つの提言〜
こうしてみると「助け合い」という言葉が頻繁に使われています。
●相互に支え合う社会は相互に自立を促す社会でもある。
その通りだと思いますし、そうでなくてはいけないと…
人間は一人では生きていけませんが、仲間にしてもコミュニティにしてもその集団でしか生きていけないような助け合いのしくみは間違っていると思うのです。
●「個人のニーズ」への対応とともに「地域のニーズ」への対応へのシフト
〜総合型地域スポーツクラブの核心〜
例えば土曜の夜にテニスをやりたいという個人のニーズは、何も総合型でなくても対応できます。
地域のスポーツ実施率が仮に30%だとして…残りの70%の人全てスポーツが嫌いということはないと思うんです。
もちろん嫌いな人がいても当然ですが…
時間が無いとかお金がないとかで本当はちょっとだけやってみたいけどできないとしたら、その70%の人たちのニーズに対応することが地域のニーズの対応となるかもしれません。
しかし、いくら多いといっても個人個人であることに変わりはないので、さらに深く掘り下げると「直接的には自分のことではない問題」を多くの人が共有していてその問題の解決策が総合型クラブにあるとするならば…
地域の大人が子どもたちのことを考え、例えば「家でひとりでゲームばかりやってる子どもがたくさんいて…このままじゃまずいんじゃない?」とか…
「それなら週一回でもいいから学校の校庭借りて子どもたちを遊ばせようよ。」みたいな…。
※ 互助…互酬志向の行為(利益を交換する行為)
共助…再配分志向の行為(利益を共有する行為)
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
NPO法人や総合型クラブは公益性を保ちつつ…それを継続するためにある程度の利益を出して運営していかなければなりません。
運営にばかり気を取られるといとも簡単にミッションが崩れさる危険もあるのです。
今日の日記は自分自身の覚え書きみたいなもんです。(失礼!)