僕の住所は土浦市なのですが、住んでいる…っていうか寝に帰っているところはかすみがうら市になるんです。
嫁さんの実家で…世に言うマスオさんなわけですね。
僕が嫁いだじゃなくて結婚した当時は千代田村、それから千代田町となり今ではかすみがうら市となりました。
「雪入」というところで…生まれて初めて猪を見たところです。
雪入という地名は一説によると「行き止まり」からきているとも…
本当にここから先は行けないよ…というこくらい奥まったところでそれはそれはきれいな場所なのです。
さて、その雪入近辺は水がとてもきれいなようです。
それでですね…
ほたるがいるんですよ!!
今年も忘れかけてましたが、夕べ思い出して近くの田んぼに様子を見に行くと…
いました…以前に比べると数こそ減ってはいますが、ほのかに…しかし、確かに鮮やかな青い光を放っていて幻想的な世界を創っていました。
ときどきチャポンという水の音がきこえるのはきっとカエルの跳ねる音でしょう。
青色発光ダイオードに何百億の値段がついても…
1/fゆらぎの効果を科学的に検証しても…
この景色の前では一種の無力感とともに儚ささえ感じてしまいます。
僕が最初にほたるに遭遇したのも雪入にきてからで(ひょっとしたら幼少のころ土浦でみたことはあるかも知れませんが記憶にありません)それもドラマチックでした。
何しろほたるが部屋の中に入ってきたのですから!
手のひらに乗せて…
部屋の明かりを消して…
もう片方の手のひらで覆うと…
指と指の隙間から光が漏れてきて…
逃がそうと思って窓を開けると…
紫陽花が無数のほたるに囲まれていて…
昼間ののどかな田園風景とはまた違った世界が確かに存在していました。