雑用係兼理事長の日記

NPO法人スポーツ健康支援センターな日々


最近は何故か機会が余りないが、食べ歩きが好きだ。
それにしてもこれまで勤務地とかが地元外だったので、
地元のおいしいお店よりも、他の街の方がよく知っているというのが困りものでもある。



食べ歩きといえば思い出すのが宇都宮勤務の時にお世話になった先輩のこと。仕事に関しては鬼のように怖いと思えば、普段はのほほんとマイペースで熱帯魚とAV鑑賞をこよなく愛する人だった。そして彼の実家が料理屋だったこともあるのか、非常に味にうるさい御方だった。



その当時の自分はまだ下っ端。
仕事の時もその先輩に指導してもらい、仕事が終われば毎日のように一緒に晩御飯を食べた。昼も一緒だ。



先輩も自分も嗜好が共通しているのかもしれないが、
基本的にコンビニ関連やファーストフードは付き合いでもない限り食すことは少なかった。地元紹介誌なんてものもあったが、そこにも目にくれずひたすらおいしいところを自分達で探した。



そういう際に見つけたお店や料理は、一級品と言われるようなものではない。本来とは違う意味で使われているであろうセレブな雰囲気など微塵もない。当時はまだ出合ってなかったけど、そこに今は「鬼平犯科帳」の世界観を感じることができるようになったと思う。


う〜ん、微妙なこじつけだ・・・・・・・



勿論この二人の直感が、いつも的中するとは限らぬ。
先輩の凄いところはすごくマズい料理が出てきたり、店員の態度がよろしくないと、必ず会計を済ませた後に、



「二度と来ねェよ!」



と、必ず聞こえよがしに言い、本当に二度と行かない。
その場でなくて会計を済ませた後、というのが自分の気に入っているところでもある。彼の哲学というか度量というか、入ってから出るまでが全てであり、どんなにマズくても店員がよろしくなかろうと、全てのサービスを受け、代金を支払う。そこから客として好き勝手言わせてもらうぞ・・・・・・そう先輩はいつも態度で語っていた。



あれから・・・・・・
先輩と連絡は取れなくなってしまっているが、
会計を済ませた後の「二度と来ねェよ!」は使わせて頂いている。
かといって先輩のように聞こえよがしに放言できる度胸についてだが・・・・・・



言っておくが、そんなものは無い



この物騒なご時勢、心の中でつぶやくのが精一杯ですね。
しかしその場でキレず、全てのサービスを受けて対価を支払ってから初めて意見する・・・全てとは言いませんが、経験上効果的だったと思いました。度胸の面ではともかく、そのスタイルは受け継いだように思っています。



そんなこんなで食べ歩きライフはまだまだ続きます。