雑用係兼理事長の日記

NPO法人スポーツ健康支援センターな日々

精霊流し

加奈が中学の時、自分に好意を持っていたかどうかは置いておいて…
少なくとも現在、自分のことを考えていたということを本人の口から聞いたのである。
小暮は恋の予感に舞い上がり始めていた。次の加奈の言葉を聞くまでは…
「私、10月に結婚するの。」
「えっ?」
「その彼がこの近くに住んでいて…」
小暮の気持ちはあまりの急降下にあめでとうの一言さえ言えずになかば呆然としていた。
「実はね、私、中学の頃、小暮君のことが好きだったの。初恋だったかも…」
小暮はその加奈の気持にはまったく反応せず、ようやく…
「そっかあ。結婚するんだね。あめでとう。」と言った。
「ありがとう。あのときも彼の家から帰るところで…そう言えば小暮君…どうしてるかなあ?って」
「そっかあ。」
「うん。そしたら小暮君がいきなり現れるんだもん。」
「確かに奇跡だね。」
小暮はきっとこの後、ランチの約束をしているのはその彼なのだろうと容易に察した。



www.youtube.com


ってことで…おやすみなさい(-_-)zzz