雑用係兼理事長の日記

NPO法人スポーツ健康支援センターな日々

HANABI

それから小暮は当時の加奈のことを思い出そうとした。
当時の顔は浮かんでこないのだが…
その存在自体は鮮明に記憶に残っている。
なぜなら人づてに加奈が自分に好意を持っていると聞いていたからだ。


約束の日、新庚申塚のカフェに入ると奥の方の席に加奈が座っていた。
小暮に気付くと顔のあたりで小さく手を振った。
小暮は少しドキドキしてきたのを紛らわすように切り出した。
「この店、初めて?」
「うん。何かいい雰囲気の店だね。」
「まあね。雰囲気はともかくよくユーミンが流れてて…」
「小暮君、ユーミン聴くんだね。中学のときはかぐや姫とかだったよね。」
「うわっ。懐かしいなあ。」
そんな会話で始まって加奈との時間はゆっくりと流れて行った。



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ってことで…おやすみなさい(-_-)zzz